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サンダル
サンダル (sandal) は、足全体を包まず、紐やバンドなどで足に止める履物の総称である。 古くからある履物の種類で、様々な材質・形式のものがある。
なお、この定義では下駄や草履もサンダルの一種ということになる。 日本においては下駄や草履はサンダルに含めないことが多いが、ゴム製のサンダルを「ゴム草履」と呼ぶことはある。
現代において、サンダルはフォーマルな場で着用されることはまずなく、遊びや日常生活の中で履かれる傾向が強い。 仕事においても、デスクワーク専従者は、革靴で足がムレるのを嫌ってサンダル履きで仕事をすることが多い。 ただし、かしこまった場での対面が重視される窓口の応対係や外交販売員が着用するのはタブーとされる。
形状
ビーチサンダル
ヘップサンダル(ミュール)
オードリー・ヘップバーンが映画の中で着用していたような、ヒールの高いサンダル。 日本での名称。 近年はミュールと呼ばれることが多い。
ビルケンサンダル
ドイツの靴メーカー「ビルケンシュトック」のサンダル同様、2〜3本の独立したベルトで足の甲を固定するサンダル。
ベンハーサンダル
足の甲を留める幅の広いベルトに鼻緒が連結されているもの。 ビーチサンダルとは幅の広さで区別する。 日本だけの名称であり、映画「ベンハー」で主演のチャールトン・ヘストンが着用していたことに由来する。
サボサンダル
木靴(サボ/仏語)のように、足の甲からつま先まで覆い、かかと部分だけを露出した状態のサンダル、クロックスもこのジャンル。
カリプソサンダル
造りはビーチサンダルと似ているが、ソール(靴底)に厚みがある。 鼻緒が太く、機能的には雪駄に近い。
ゴムサンダル(フィッティングサンダル)
ホームセンターなどで安価で販売されている、一体成型のゴム製サンダル。 トイレで用いられることが多いことから「便所サンダル」などと呼ばれる。 ゴムサンダルのうち、カリプソタイプのものは小笠原諸島で「ぎょさん(ギョサン・漁サン)」と呼ばれ、広く親しまれている。
突っ掛け
日本などで見られる簡易的な履物。 木製の板にゴムやビニールの帯がついており、これを足の甲に引っ掛けて履く。 下駄の変形ともいえるが、日本では屋内では靴を履く習慣がなく、土間に一時的に降りる際や、近所に出かける際に簡易履物として利用される。 こちらも別名「便所サンダル」とも呼ばれ、両津勘吉の履物としても知られている。
ガンディーサンダル
木の板に「つまみ」のような突起があり、これを足の親指と人差し指に挟んで使用する。 足の指をある程度訓練しないと使いにくい。 マハトマ・ガンディーが愛用したと紹介されたことから、この名で知られているインドの伝統的な履物。 しかし現在残るガンディーの写真では、主に皮ひもを使った簡素な「チャッパル」と呼ばれる足の親指を通す輪のついたサンダルが写っているため、この呼び名の出所は不明である。 ただしインドでは皮サンダルも木製のつまみ付きサンダルも、どちらもチャッパルと呼ぶらしい。

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ビーチサンダル
ビーチサンダルとは鼻緒が付いた履物の一種。 略して「ビーサン」、俗に「ゴムぞうり」あるいは単に「ぞうり」と呼ばれるときもある。
一般的にゴムの台とゴム、ビニール、プラスチック、布などでできた鼻緒で構成される。 ゴムぞうりと呼ばれるとおり、昭和27年にアメリカ人のレイ・パスティンと内外ゴムの技術者生田庄太郎とでゴムで作られた草履が起源である。 鼻緒を指で挟んで歩くのは同じだが、しかし日本の草履と異なる点として左右の別がある。 和歌山県の方言では「水雪駄」と呼ばれる。 日本で発明され、現在では日本国外でも熱帯地方や夏場のファッションとして広がっている。
英語では「フリップフロップ Flip-flops」(歩く時のパタパタという擬音から)、「トング Thongs」(鼻緒の意)、スペイン語やギリシア語では「サヨナラ」(日本語から転用された言葉)と呼ばれている。
高価なものでも2000円程で、一般的には数百円〜1000円程度のものが人気がある。 100円ショップなどにも安価で売られている。 最近では履物関係の店のほか、雑貨店、海岸沿いのコンビニエンスストアなどでも販売されている。
主に海岸・プールで履く物である。 海水浴では足がぬれること、砂がつくことで足を洗いやすいように、泳ぐ時にすぐ脱げることなどで大切である。 ゴム製のため海でも傷まない。 裸足でもよいが危険物がある可能性があるためなるべくはくこととしたい。 水泳時の水着とセットのもののとされていた。
それから変身し、2003年ころからカジュアルな服装にあわせるような色柄のものが人気となり、ハローキティやディズニーなどのキャラクター物やブラジル製のハワイアナスが流行することで、ビーチサンダルで繁華街に出かける姿は普通に見かけるようになった。 祭りや花火の日は、足が涼しく自由である履物としてビーチサンダルを履く人が多い。 また、浴衣や甚平にビーチサンダルをあわせる場合もある。 鼻緒付きだが下駄ほど痛くなく(現在は痛くなる下駄は少なくなっているが)歩きやすいこと、安価であることが理由とされている。 イグサの草履感覚といえるが、草履より手軽に手に入る。 最近では鼻緒付きの履物が見直され、ビーチサンダルは一番手軽な鼻緒付きの履物といえる。

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各地でのビーチサンダルの文化
沖縄県では島ぞうりと呼ばれるものが定着しており、学校以外は常に島ぞうりを履くという人も多い。 今風のビーチサンダルも多く売られているが、昔ながらの島ぞうりの人気は根強い。 沖縄方言では「シマサバ」という。 日焼けにより足の甲に鼻緒の跡としてV字型の日焼け跡の模様がついている人も多い。 これは「ぞうりやけ」と呼ばれ、有名である。 島ぞうりには白い部分に彫刻すると下の色の部分が絵柄になるため、沖縄土産としてハイビスカスや波などの模様を彫ったものがある。
世界各地でも再認識されるようになった。 特に海で泳ぐことの多いハワイやグアムなどでは靴より人気が高い。 鼻緒つきの履物が敬遠されていたアメリカなどでも、最近では好まれている。
神奈川県葉山町にはビーチサンダル専門店があり、通信販売も受け付けていて、ビーチサンダルの種類・質・サービスで人気がある。
サーファーなど海岸で活動することの多い人ではビーチサンダルにこだわりを持ち、履き心地に好みを持つ。 特に鼻緒は足の指で挟むものであるため、好みも大きい。
その他
鼻緒付きの履物が健康によいとされることから、靴の代わりにビーチサンダルを指定の履物にする幼稚園・保育園・小学校もある。 はだし教育の一環としてでもある。
その名称から、鼻緒型に限らず、水濡れに強いサンダル型の履物を「ビーチサンダル」と称することもあるが、いまのところ誤用と考えられる。

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島ぞうり
島ぞうり(しまぞうり)とは、鼻緒付きの履き物の一種。 沖縄県で愛用されている。 沖縄方言では「島サバ」と呼ばれることもある。
特徴
ビーチサンダルの一種である。
鼻緒・台の色は黒・青・赤・黄がある。
台の白い部分(足の裏が当たるところ)に彫刻したものがあり、下の色が模様になるため、ハイビスカスや波、亀などの模様のものがある。
名前の由来
沖縄県では、独自のものを呼ぶとき「島」をつけて呼ぶことが多い。 そのため「島のぞうり」という意味である。
沖縄県での愛着度
大学生が島ぞうりを履いて大学に通うことも多い。 そのままビーチに行くこともできるため、人気が高い。 県民にとっては一番接することの多い履き物である。 子供のころからフォーマル以外では愛用しつづけることが多く、靴や靴下をあまり好まない。 最近は他地方のビーチサンダルも普及したが、今でも島ぞうりの人気は高い。
多くの人が普段から愛用し、いつでも履いているため、足の甲に鼻緒型(V字型)の日焼けがついている人が多い。 「Vサインはぞうり焼け」として、自慢になることがある。
県外の人が沖縄県に来て、足が暑いといって島ぞうりを買うという人も多い。 靴の暑さから解放されたいという理由で求める人が多い。 また他県にある沖縄県の物産の販売店でも、沖縄県の文化として販売している。
あまりの普及度・人気度から、ビーチサンダルとは別物であるという意見も出ることがある。
夏のお盆のエイサーでは、女性は絣に島ぞうりを履いている。 男性が島ぞうりを履いて踊る地域もある。

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おとひめサンダル
おとひめサンダルは、沖縄で発明された鼻緒付きの履物の一種。 下駄に似た木製である。
沖縄のセンダン、デイゴ、楠などの廃材で作られる。 沖縄土産として人気がある。
鼻緒がついており、鼻緒は簡単に取り替えることができる。 そのため下駄よりはきやすいとされる。
竜宮城にいる乙姫の足元に魚が泳いでいるというイメージで作られている。 そのため魚に似た形状である。
夏川りみはコンサートの時必ず履いている。
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